通信制大学を選ぶメリットとは何ですか?

通信制大学を選ぶメリットとは何ですか?

働きながらキャリアアップを目指したいという人や、主婦で家事や育児をしながらもう一度学び直したい人、通学が難しいという人から人気の通信制大学。
一般的な通学制大学と比べてどんなところがメリットか、逆に何がデメリットとなってしまうのかを解説します。通信制大学を検討中の人はぜひご覧いただき、メリット・デメリットを考えた上で学校を探す参考としていただければと思います。

入学のハードルが高くない

通学制の大学は、入学をするのに筆記の入学試験を受験する必要があります。しかし、通信制大学は、通常書類選考のみ、または書類選考+面談で入学が可能です。
中には、希望する学部に関する論文や試験を行う場合もあるそうですが、どれも通学制の大学と比べると難易度は高くありません。

通学の必要がない

通信制大学は、一般的な大学のようにキャンパスに通って学習するスタイルとは異なり、「働きながら学びたい」など、キャンパスに通えない人の学習ニーズに応えて作られた教育システムです。一定回数のスクーリングは必要となるので、全くキャンパスに通わないというわけではありませんが、基本的には決まった回数のみ、教科書持参での通学は必要になります。

学費を抑えることができる

普通の大学、いわゆる「通学制」の大学は学費が入学金、授業料、施設設備等合わせて、初年度(私立)の時点で130万円ほどが相場といわれています。これに対して通信制大学は、例えば、東京通信大学のように入学から卒業までで62万円ほどで済んでしまう通信大学もあります。この差は非常に大きいです。教育ローンを組むにしても、在学中の4年間でも月々13,300円で返済が可能ですし、さらに軽減したい場合は8年で月々6,800円という負担で済みます。

短期間で大学卒業資格を得られる

通信制大学は通学生の大学と同じように、卒業に必要な単位の取得が完了すれば、同じように「学士」の学位を得ることができるので、学歴の差は生まれずコンプレックスを感じる必要もありません。

また、学士の資格だけでなく、専門的な資格を取得することも可能です。
教員免許や看護師免許などその後の就職に活かすことのできる資格を取得することができます。現在では、通信制大学で約50種類以上の資格取得が可能となっているので、自身の興味のある分野からどのような資格が取得できるかを調べても良いですし、取得したい資格から学校を選ぶこともできます。

学習スケジュールの自由度が高い

働きながら学べるなど、自分のペースを優先できるのも通信制大学のメリットです。別の学習方法で、夜間部のある大学に通いながら、昼間は仕事+夜は大学に通学という形を取るのも不可能ではありません。しかし、体力的にきつく感じる恐れがあります。通信制大学の場合は、自宅で教材やPCなどを使った学習が中心となるため、夜間部で学習するよりも負担が軽いでしょう。

編入制度や在学方法が充実している

例えば、短期大学を卒業して社会人として働いている方や、なんらかの理由で大学を中退してしまったという方は、通信制大学では、2年~4年次に編入をすることが可能です。
(大学中退の場合は、2年以上在学をしていたなど、一部制限があります。)
他にも、科目履修生という在学方法があり、こちらは資格取得のために足りていない単位だけを履修する方法です。
通信制大学には、目的に合わせて最短で学べるルートが用意されており、個人の目標に合わせて学ぶことができます。

通信制大学のデメリット

逆にデメリットを挙げるとすれば、通学制のようにキャンパスライフがないので、大勢の人との出会いやサークル活動など、学生らしい楽しみを求めている人には向いていません。通信制は自習が大半なので、その辺のモチベーション維持も必要となってきます。

通信制大学の学習は、自分でプランを立てて学習を進めるため自己管理が大変という声もあります。
また、通信制大学は、仕事やアルバイト、家事などと両立している人が多いです。合間に少しずつ勉強を進められるのは魅力的ですが、日々の忙しさの中で学習を継続させるのは大変です。最初はやる気があっても、徐々にモチベーションが低下してしまうなんてことも。
やる気の維持については、学習サポートが充実した通信制大学もあります。
先生とのコミュニケーションがコンスタントに取れたり、希望で通学をすることができたりと学校によってサポート方法は様々なので事前にどのようなサポートがあるかを調べておくと安心ですね。

通信制大学は学歴にならないは嘘

よく、通信制大学について調べると「通信制大学は学歴にならない」と言われていますが、これは全くの嘘なので安心してください。
通信制大学は、文部科学省が認可したれっきとした「学校」です。
通信制大学は、正式な大学であり、学歴も「大卒」となるので採用も大卒枠で採用となります。


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